テマラ・ポワチエ。予告だけだと前話『屑星の空』と違う『月のムササビ』チックなギャグ話かとみんな思ってたわけです。そしたらプロジェクトXな泣ける話。
個人的にテマラさんは大好き。経済格差という壁をテロによって対抗したハキム、クレアと違って技術によって追いつこうとするテマラさんはこの2人にとって大きな変化を後々になって与えることに。ハキムの場合、テロでフォン・ブラウン号に乗り込み、ハチと対峙したあと月面でノノと出会い「確かに…見えないな…」と。これはテマラさんが話の最後で「ただ、地球があるだけなのに…」をうけてのセリフ。もしテマラさんに出会っていなければおそらくノノを殺してたと思う。ただ既にハキムは戻れないところまで来ていて「それでも私は…」ってさっきのセリフに続けて言っている。そして、クレアはぶっちゃげテマラがいなければテロには参加してない。抱えすぎた仕事へのストレスがテロへ向いたきっかけはテマラの拘束にあったわけで。あの話以来、封印していたエルタニカを意識してた素振りがあってテマラさんのことでハキムに接近もしていた。しかしテマラさんがいなければクレアはテロへ走らなかった、というわけではない。いてもいなくても抱えた仕事の重圧で壊れるのは時間の問題だったし。テロに走ったけど故郷エルタニカのために書物の翻訳という道を選択できた。最終話の顔は憑きものが取れた感じがあった。あのままテクノーラに居続けても駄目になっていた…かな。
一番すきなのは最終話エンディングのテマラさんの笑顔だけど。